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2017年10月3日のブックマーク (3件)

  • 『ヘルペス脳炎』

    ヘルペス脳炎は精神症状が先駆して出現することがあるため、非常に稀だが精神科に初診することがある。 ヘルペス脳炎は極めて稀な疾患であり、精神科医でも生涯、遭遇しない人もいるかもしれない。 僕はヘルペス脳炎は過去に3例経験している。ヘルペス脳炎は日では年間100万人に3.5人発症するらしいが、新生児~学童期と成人では発症率が異なるため、成人に限れば上の確率より更に低い。過去に僕が調べた際(20年くらい前)100~200万人に1名と書籍に書かれていたが、実際はもう少し高いようである。 成人のヘルペス脳炎はHSV-1により発症するが、普段、このHSV-1は三叉神経節にたむろしている。つまり潜伏感染からの再燃による。それに対し、小児の場合、普通HSV-1の初感染から発展するようである。(そのため抗体の動きが異なる。成人ではIgG、小児ではIgM) 新生児では、母体の産道から感染するため、病原となる

    『ヘルペス脳炎』
  • 『神がかり的に良くなること』

    過去ログに、ジプレキサで奇跡的に良くなるのは、神がかり的とは言わないと記載している。 ジプレキサの奇跡的な効き方についてから、 たぶん僕が彼のことを知らなくて、偶然町で出会って話をしても、今なら統合失調症だと見抜けないと思う。この患者さんの治り方はすごいが、こういうのは神がかり的とは言わない。なぜなら、ジプレキサを処方すれば誰がやってもこうなっているから。優れた薬物は、同じようなやり方で、たくさんの人の治療ができるのが良い。 といった記事を読んでいて、神がかり的とはどのようなものを指すのだろうか?と考えてみた。過去ログにはそれらしき経過がいくつか紹介されている。例えば、ヒルトニンの記事に出てくる男女2名。 ほか、育児ストレスによる精神病状態から始まる一連の記事の女性。この人は薬をやめた後、1度も再発がない。昨年暮れくらいに病院に挨拶に来られた。 それ以外だと、アトピーによる精神病状態 。こ

    『神がかり的に良くなること』
  • 【プレスリリース】世界遺産・小笠原の土壌動物壊滅-意外な生物が原因だったことを解明- | 日本の研究.com

    当サイトで紹介しているプレスリリースの多くは、単に論文による最新の実験や分析等の成果報告に過ぎませんので、ご注意ください。 詳細 【概要】小笠原諸島の森林では、落葉の下におびただしい数のワラジムシ類とヨコエビ類が住み、土壌動物―森の分解者として重要な働きをしていました。ところが 1980 年代以降、父島全域と母島の広い範囲でこれらの土壌動物が、忽然と姿を消してしまいました。その原因はずっと謎でしたが、東北大学大学院生命科学研究科の篠部将太朗氏(修士課程 1 年)らは、日森林技術協会、自然環境研究センターと共同で、この奇妙な土壌動物の「集団失踪事件」の犯人が、80 年代初めに小笠原に侵入した外来生物―陸生ヒモムシの 1 種であることを突き止めました(図 1)。 実験の結果、この陸生ヒモムシは、ワラジムシ類、ヨコエビ類、クモや昆虫など節足動物を広く捕することがわかりました。母島の調査から、

    【プレスリリース】世界遺産・小笠原の土壌動物壊滅-意外な生物が原因だったことを解明- | 日本の研究.com
    POPOT
    POPOT 2017/10/03
    そのインパクトもさることながら、こういう科学がこれからも続けられるようにとまず願ってしまう。