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ブックマーク / janesuisjapanese.blogspot.com (5)

  • Vol.13 東京生まれ東京育ちが地方出身者から授かる恩恵と浴びる毒 ~前篇~

    お盆です。奴らのお盆です。 東京に人が少ない季節です。 東京に人が少ないうちに、石を投げられそうなことを書いておきたい。 さて、私は東京生まれ東京育ちです。 父方は四代前まで東京です。四代前は江戸です。 「郷も かねやすまでは 江戸のうち」と川柳にも詠まれた 郷で幼少期を過ごしましたので、私もぎりぎり江戸っ子です。 そのあとは小石川で育ちました。文京区万歳! 親を選べないように、生まれる場所も選べない。 私も、私の子供時代の友達も、みな気がついたら東京に生まれておりました。 私は両親も東京出身なので、盆には帰省する場所がありません。 子供時代はこれがまったく理解できなかった。 なぜうちの家族は夏や正月に決められた行くべき場所がないのか。 お盆になると友人たちはおじいちゃんやおばあちゃんの家に行って 海に入ったり山に登ったり、それはそれは楽しそうでした。 一方、うちのおじいちゃんは隣の駅

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    POPOT 2013/08/15
    “ジェーン・スーは日本人です。: Vol.13 東京生まれ東京育ちが地方出身者から授かる恩恵と浴びる毒 ~前篇~”
  • Vol.9 来たるべき旅立ちを前に

    2013年4月11日、心優しい方にご招待いただき、 堀込兄弟ふたり組のキリンジラストツアー公演に行ってきました。 翌4月12日のコンサートを最後に、 キリンジはふたり組からひとり組になりました。 端的に言うと、弟の泰行さんが脱退いたしました。 ガーン。 キリンジはFINEあたりからのニワカファンでしたが、 最初はこの『ヤス脱退』の事実があまりきちんと受け止められず、 自分のこの目で「キリンジのヤス」の最後を見届ける腹も括れず、 ですからライブチケットを取る気にもなれず、 二人組としての最後のアルバム「ten」も手に入れたのに聞けず、 とにかくだらしない日々を送っていました。 唐突ですが、私はキリンジに借りがあります。 かなりどうでもいい話なんだけど、ちょっと聞いてくださいよ。 この心のありったけを今夜は、ネットの宇宙に放ちたいのですよ。 あれは2005年の晩秋、私は人生で初めての大失恋をし

    Vol.9 来たるべき旅立ちを前に
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    POPOT 2013/04/15
    音楽ってマジ素晴らしいね。 / “ジェーン・スーは日本人です。: Vol.9 来たるべき旅立ちを前に”
  • Vol.8 私はオバさんになったが森高はどうだ

    来月で40になります。 おどろいた。こんなにフラフラした40になるとは思っていなかったけれど、 30のときもあんなに子供じみた30になるとは思っていなかったので、 安定の期待はずれであります。 さて。 泣く、笑う、喜ぶ、寝る、憤るなど、 この世に生を受けてから一日の休みもなく、 あらゆる人間の動作や状態を体得してきたと思っていましたが、 ここに来てまさかの新しい状態を体得するに至りました。 それは「老ける」です。 「老い(おい)」の一歩手前、それが「老け(ふけ)」であります。 老けは知らぬ間に忍び寄る恐怖。 ある日突然おでこに一深い皺が入る訳ではありません。 老けは一日にしてならずであり、 老けフェアリー(妖精)は私が寝コケているうちに、 私の体に毎晩少しずつ老ける粉をかけていきました。 しかしそれが余りに微量なのですぐには気付かず、 35歳ぐらいからなんとなく異変には気付き、 しかしま

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    POPOT 2013/04/15
  • Vol.7 貴様いつまで女子でいるつもりだ問題

    2010年に宝島社が発刊した『GLOW』という女性誌は 「40代女子、万歳!」というセンセーショナルなコピーでデビューしました。 それに眉をひそめる人、よくぞ言ってくれたとスタンディングオベーションをする人、 さまざまな反応がありましたが、当時私はこれを見て板垣退助を思い出しました。 板垣死すとも自由は死せず! 加齢すれども女子魂は死せず! これがのちの女子民権運動である。 嘘です。 とにかく、属性を越えた気分や雰囲気を誌面に具現化し、 読者の気持ちを承認するのが、宝島社は当に得意な出版社だなと感服しました。 何歳までが「女子」なのか? と問われれば、 答えは多分、「女は生涯いち女子」であります。 かわいらしいものを見てテンションがあがったり、 同性だけで集まってとりとめもない話を延々続けたり、 明確な根拠なく何かを嫌悪したり、 下手したらきれいな夕陽を見て涙を出したり、 女子行動は合理

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    POPOT 2013/03/11
    "板垣死すとも自由は死せず! 加齢すれども女子魂は死せず!これがのちの女子民権運動である。" / “ジェーン・スーは日本人です。: Vol.7 貴様いつまで女子でいるつもりだ問題”
  • Vol.6 三十路の心得10箇条

    日TBSラジオ『たまむすび』にゲストに出させていただきました。 聞いて頂いたみなさまありがとうございます。 ポッドキャストもあるらしい。 駈け足で10個喋り倒して帰ってきてしまったので、 改めてブログで文章にしてみました。 番組では『三十路女子』ということでしたが、男性にも当て嵌まることがあるやも知れず。 では10個いってみましょう。 その一、まだ未婚ならば早めに(結婚)すべし。 30代の独身生活はあまりにも自由過ぎて楽し過ぎる。 仕事に熱心な人はやりがいと手ごたえを感じるだろうし、 プライベートでは泣いて笑って喧嘩して、落ち込みや不貞寝さえ マイペースで自由自在。しかもどんどんやりたい放題になっていく! ふと同世代の既婚者に目をやれば、子供や姑や旦那や嫁や住宅ローン教育費。 自分の時間はどんどんなくなって慌ただしそうな毎日です。 苦労を差し引いてもあまりあるほどの素晴らしさがそこには

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    POPOT 2013/03/02
    “ジェーン・スーは日本人です。: Vol.6 三十路の心得10箇条”
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