12日に結成を宣言する新党「日本維新の会」に合流するため、衆参7議員が11日、一斉に所属政党を離脱した。次期衆院選で“追い風”に期待する一方で、各党の地方組織からは「選挙目当て」などと批判する声もあがった。 「橋下人気にすがっただけ」。自民党に離党届を提出した松浪健太衆院議員(比例近畿)の地元、大阪府連の幹部はそう批判し、「選挙目当ての変節だ」と憤った。地元議員団は党本部に議員辞職を求め、自民は次期衆院選で松浪氏の地盤の大阪10区に対抗馬を擁立する構えだ。 みんなの党を離れる小熊慎司、桜内文城、上野宏史の3議員は参院比例の1期生。小熊氏の地元、福島4区の民主党関係者は、「まだ1期も務めていないのに党を変わるとは。これで有権者に納得してもらえるだろうか」と語った。