僕は、敵に背を向けることなく胸をはって邁進し、暗雲に 閉ざされても晴れることを疑わず、正義が破れても悪が 勝つとは夢想だにせず、斃れるのは再起するため、敗れるのは よりよき戦いを戦うため、眠るのは目覚めるため、と 固く信じていた男だ。 ――ロバート・ブラウニング「アソランドウのエピログ」平井正穂訳(一部抜粋) 眠い目をこすりながら「The Conference Room」に入室したとき、すでに議論は大詰めを迎えていた。私がヘッドフォンをつけて着席すると、さいきん伸び始めたばかりの若いフリートコマンダーがこう叫んだ。「じゃあ、おれたちはもう駄目ってことかよ?」 私は会議室に並んだ名前のアイコンを確認した。会長は今日も不在で、副会長のJamesは口を開かず、指揮官長のRobが若いフリートコマンダーをなだめていた。私があいさつをすると、みんなそれぞれに答えてくれ、兵站部長のMarrが会議の経緯を

