消費増税、影響は「想定内」 物価2%達成を楽観、変調見抜けず―日銀14年上半期議事録 時事通信 編集局2024年07月16日08時57分配信 【図解】円相場と日経平均株価 日銀は16日、2014年上半期(1~6月)に開いた金融政策決定会合の議事録を公表した。2年程度で2%の物価上昇を目指した量的・質的金融緩和(異次元緩和)導入から1年が経過。4月に消費税率を5%から8%に引き上げた影響が焦点となったが、会合では「想定の範囲内」(黒田東彦総裁)との楽観論が支配的で、その後の経済・物価の変調を見抜けなかった。 2%物価上昇へ期待 異次元緩和効果に自信―日銀13年下半期議事録 期間中に計7回の会合を開催。国債を大量購入する異次元緩和の維持を毎回全員一致で決めた。緩和から1年で円安・株高が進み景況感も改善。当初マイナスだった全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)の前年同月比は4月に1.5%(消費税要