舞台『この熱き私の激情~それは誰も触れることができないほど激しく燃える。あるいは、失われた七つの歌』が4日、開幕し、主演する松雪泰子らが開幕直前会見および公開フォトコールに出席した。 同公演は、元・高級娼婦という過去を持ち、36歳で自殺を遂げた女性作家、ネリー・アルカンの残した4編の小説をコラージュし、カナダ人の演出家マリー・ブラッサールが舞台化したもの。主演する松雪に加えて、小島聖、初音映莉子、宮本裕子、芦那すみれ、霧矢大夢ら女優6名と、ダンサーの奥野美和が出演する。 松雪は、今回の公演について、「どこまで私達がネリーの精神を体現できるか、というところで緊張感を持って初日に臨みたいと思います」と意気込みをコメント。「ネリーの痛みはあまりに深く、死に向かって行く彼女の精神状態を考察しイマジネーションを進めていく中で、自分の中にある潜在的な痛みが、ネリーの持つ痛みとヒットすることが何度かあり