2010年5月28日 今から、お迎えに行きます! カプセル回収班長 西田 信一郎 「はやぶさ」は、ロボットなのだろう。(関係者が知恵を絞って練りに練った)指令は地上から送られているので、異なる意見の方もいらっしゃるが、アトムのような常に完全自律のロボットは殆ど存在しないのが現在の地球の実態である。そして、宇宙探査ではロボットが人間に似た姿かたちをしている必要性は殆どない。 「はやぶさ」は多数の部品で構成されているが、個々の部品には当然の事ながら特性のばらつきがあるし個性がある。当初の予定を大幅に上回る7年もの間、惑星間空間で厳しい環境に曝されて、持ち堪えられるか、要所で期待どおりに機能するかは、H/Wの個性に依存すると言える。従って、はやぶさが地球まで帰ってくるのは、はやぶさの個性(=意志)によるものと考えても不自然ではない。 K教授:「イトカワへ行って、カプセルを地球に持ち帰ってくるのだ