拡大を続けてきた後発医薬品ビジネスが岐路に立たされています。相次ぐ品質不正は市場の歪みを浮き彫りにし、薄利多売を基本とするビジネスモデルの限界を露呈させました。使用割合が8割に達し、量的拡大に依存した成長が見込みづらくなる中、各社は事業の再構築を迫られています。 浮き彫りになった構造的課題 立て続けに起こる後発医薬品メーカーの不祥事に、医薬品市場が揺れています。 発端は、小林化工と日医工で相次いで発覚した品質問題です。日医工は昨年4月から今年1月にかけて品質の不備などを理由に75品目を自主回収。小林化工でも昨年12月、抗真菌薬に睡眠薬が混入していることが明らかとなり、服用した245人が健康被害を訴え、1人が死亡しました。両社は、承認書から逸脱した不正な製造を行ったとして、医薬品医療機器等法(薬機法)に基づく業務停止命令を受けました。 その後も、長生堂製薬や共和薬品工業などで製造上の不備が発

