埼玉県川越市の丸広百貨店川越本店の屋上にある遊園地が、9月で閉鎖されることになった。運営するバンダイナムコアミューズメント(東京)が調べたところ、屋外定置式の代表的な大型動力遊具である観覧車、エアプレーン、ミニモノレールがそろった常時営業の「デパート屋上遊園地」は全国でここにしか残っていないといい、惜しむ声が上がっている。 観覧車などの「3点セット」やバッテリーカー、ミニ列車などがある屋外と、クレーンゲーム機など数十台がある屋内ゲームコーナーからなる「わんぱくランド」(計約1450平方メートル)。丸広本店開業から4年後の1968(昭和43)年のオープン以降、ほとんど姿を変えていない。現在も子ども連れらに人気で、週に平均約1万2千人が訪れるが、来年から数年かかる見込みの建物の耐震化工事のため、9月1日で営業を終えることになった。 バンダイナムコによると「今も採算は悪くない」が、一度撤去してし