新型コロナウイルスの水際対策の緩和で海外との行き来が再び活発になる中、旅行客が違法薬物のいわゆる「運び屋」に仕立てられ、密輸事件に巻き込まれるケースがあるとして、警視庁と東京税関が羽田空港で注意を呼びかけました。 東京税関によりますと、去年1年間に羽田空港や成田空港で覚醒剤や大麻などの違法薬物を手荷物に隠して密輸したとして摘発した件数は72件と、新型コロナの水際対策の緩和を背景におととしの3.6倍に増加しています。 中には、日本からの旅行客が違法薬物の「運び屋」に仕立てられ、密輸事件に巻き込まれるケースも相次いでいるということで、10日、警視庁と東京税関が羽田空港で注意を呼びかけました。 この中では「お土産を日本の友達に渡してほしい」などと言われ、預かった荷物の中に違法薬物が隠されていたケースを紹介し、海外では知らない人から荷物を預からないよう呼びかけていました。 警視庁薬物銃器対策課の高