全米オープンテニス、男子シングルス準々決勝でリターンを狙うアンディ・マレー(2016年9月7日撮影)。(c)AFP/Jewel SAMAD 【10月5日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は4日、禁止薬物「メルドニウム(Meldonium)」の対応を誤り、多くのアスリートが処分を逃れることになったとして、世界反ドーピング機関(WADA)を批判した。 WADAが定める禁止薬物のリストにメルドニウムが今年1月に追加されて以来、四大大会(グランドスラム)通算5勝を誇るマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)を筆頭とする多くのアスリートから同薬の陽性反応が出ていた。 しかし、4月にWADAはメルドニウムが体内に残る期間が正確に特定できないと発表。この結果、グレーゾーンが拡大し、禁止薬物に指定された2016年に同薬物を摂取したことが判明している選