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書評と読書に関するRanTairyuのブックマーク (8)

  • 高速道路効果抜群「哲学の誤読」

    もちろん大学入試はパズルだ、ゲームだ。 特に現国は単純だ。なぜなら、出題文【だけ】が範囲であり、書き手の思想や主張がよく分からなくても、「正解」は出題文+問題文に表れているから。「例の方法」が役立つのはそういうわけ。 そのため、問題文や選択肢を先に目通しして、それから俎上の文章に取り掛かる。なぜなら、どこを読めば「答え」が得られるか、問題文に書いてあるから。現国は機械的に解ける。出題者が「答え」にさせたいものを探してつなぐパズルなのだから。そこではむしろ「自分」こそジャマだ。だれも「わたしの考え」なぞ求めちゃいないから。 そういうトレーニングを積んで、テスト【だけ】良い点とってたわたしは、アタマガツンとやられた。出題文を徹底的に読み込んで、懐疑して懐疑して、懐疑する自分も疑ってかかって、「誤読」を見つけ出す。 誰の? それは、出題者の、解答者の、解説者の誤読だ。さらに最初の文章を書いた人の

    高速道路効果抜群「哲学の誤読」
  • イノベーションの神話10

    見えてる穴に落ちていたことに気づかされる一冊。 革新的なアイディアは、どこからか「ふってくる」と考えている人は、けっこういる。わたしもその一人で、アイディア出しの手法・ツールを準備すれば、あとはインスピレーションの女神が降りてくるのを待つだけと考えていた…そして、今も待ちつづけている。 あるいは、天才肌のカリスマが全く新しいアイディアで世界を変えてしまうことを、「イノベーション」だと考えている人は、かなりいる。わたしもそう思ってた、iPod の「新しさは」ジョブズだから生まれたんだと、ね。 書を読んで、わたしの思い込みは粉砕された。もちろん、エジソンが電球を発明したわけじゃないことや、Google の最初のアイディアはYahooで却下されてたことは知っていた。が、知っていたにもかかわらず、わかっていなかった。著者はそれを、イノベーションの神話と呼ぶ。そして、 イノベーションにまつわる神話

    イノベーションの神話10
  • 仕事に活かす!本200%活用ブック

    このサイトは、いわゆる成功を100冊読むことで、成功できるかを検証するページでした。 現在は、ビジネス書・自己啓発書・成功哲学・セミナーCD・手帳術・週末起業など ブログをやってると、「宗教」と「政治」は荒れるので、あまり話題に出さない方がいいと言われますが、個人的には「読書」も結構荒れる話題だと思う。 「速読術」とか、話題に出すと、「いや、とは味わうべきもので~」とか、「多読」とか言うと「いや、一冊のをじっくりと堪能することこそ読書質であり、~」とか 「そもそも、速読できたり、多読できたりするような読書するに値しないし、それらの行為は読書とは言えるのだろうか?」 などと、結構それぞれの読書観が入り乱れて荒れ模様になるケースも多い。 個人的には、色々な人の読書観を知ることができて楽しいと思うのだが、やはり、それぞれ一家言を持ってる人が多いので、荒れることも多く。 そのせいか、

  • 404 Blog Not Found:404 本を所有することの経済的異議

    2007年09月21日02:00 カテゴリ書評/画評/品評 を所有することの経済的異議 「さんざんアフィっておきながら何抜かす」と言われるかも知れないが、けだし同感。 Copy & Copyright Diary - は買って読むべきか? 「は買って読むべきだ」と言える人は幸せな人だと思う。 ITmedia Biz.IDより 私自身、「は必ず買って読む」ようになったのは、ここ数年、それも現在のマンションに引っ越してきてからである。それまでは、「を読む」!=「を買う」だった。それまでは、たとえを買う金があってもを置く場所までは確保できなかったのだ。 見ての通り、現在の住まいには特注の棚がある。天井高3mいっぱいの、一番上までアクセスするには脚立が必要な、特注の二段スライド式。リビングのそれは幅8.5m、寝室のそれはその3/2ほどの幅がある。平均的な新書であれば、全部で2万5

    404 Blog Not Found:404 本を所有することの経済的異議
  • Passion For The Future: 読書という体験

    読書という体験 スポンサード リンク ・読書という体験 岩波文庫80周年である。 学者、作家、ジャーナリスト、俳優など各界で活躍する34人の好きが、それぞれにとっての読書の意味をエッセイとして寄せた。内容はさまざまで、座右の書を紹介する人もいれば、長く生き残るとは何かを考察した人もいる。岩波文庫の歴史を博覧強記に語る人もいるし、実は若いころはあまりを読んでなかったと告白する人もいる。 有名な書評家の斉藤美奈子氏はこんなことを言っている。 「よく雑誌の読書特集なんかで「あなたの人生を変えた一冊のは?」と問われることがある。これは気がきいているようで、じつはマヌケな質問なのだ。だから私はそんなとき「じゃ人生変わりません」と答える。これは当。第一に「人生を変える」のはやっぱり生身の体験で、はしょせんなのだ。第二に、仮に「人生を変えた」があったとしても、それがたった一冊のはずがな

  • 書評 - SF入門用ベストテン : 404 Blog Not Found

    2007年03月28日04:30 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - SF入門用ベストテン こういうの、blogで解答できるようにしておいて欲しいよね。TBそのものは受け付けるのだけど、回答欄に反映されないとねえ。はてなアイデアには要望出しといたけど。 人力検索はてな - 【SF小説SFの世界に飛び込もうとしている私に入門用べストテン (別に10でなくてもいいです)を教えてください。 名作というよりは、古典・定番・有名とか元ネタにな.. SFの世界に飛び込もうとしている私に入門用べストテン(別に10でなくてもいいです)を教えてください。Matzにっき(2007-03-14)最近はすっかりを読まなくなったけど(マンガは見てるか)、 SFってのはエンジニアの基礎体力として重要だと思うな。 これに禿同なので。 そもそも、SFというと10冊というのはあまりに少ないというのが正直な感想。単一の

    書評 - SF入門用ベストテン : 404 Blog Not Found
  • Something Orange - 『攻殻機動隊』から『順列都市』まで。仮想現実SFの現在。

    順列都市〈上〉 (ハヤカワ文庫SF) 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/10/01メディア: 文庫購入: 22人 クリック: 238回この商品を含むブログ (218件) を見る 順列都市〈下〉 (ハヤカワ文庫SF) 作者: グレッグイーガン,Greg Egan,山岸真出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1999/10/01メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 49回この商品を含むブログ (164件) を見る 「前にもこれを体験したのは、覚えているわ。前回あなたがいったことも、覚えている――最悪の場合、あなたは最初の百年間、一という数字のことをずっと考えつづける。次の百年間は、二という数字を考えつづける。その先は、それが無限につづく。数字が思い浮かべられないほど大きくなったら、必要なだけ精神を拡張すればいい。証明終わり

    Something Orange - 『攻殻機動隊』から『順列都市』まで。仮想現実SFの現在。
  • 書評『ヒューマン2.0』、または流動化のための心得集 - R30::マーケティング社会時評

    最初に断っておく。先日出版記念パーティーにお誘いを受けた。久しぶりにお話しがしたい知り合いからのお誘いでもあったので、忘年会も兼ねてと思い、ひょいひょいと顔を出した。上はMSKKの古川さんから、下は僕のような舌禍ブロガーまで、ものすごいレンジの人が集まっていた。参加者が20~30代の男性ギークだらけだった梅田さんの『ウェブ進化論』の出版記念オフ会と比べて、渡辺さんのお客さんは幅が広いなあと感じた。 で、を受け取って渡辺さんにお祝いのごあいさつをしに行ったら、サンタ帽子をかぶったちょうかわいい渡辺千賀さんに「ここに来たからには5冊以上買うこと!」と笑顔で脅迫された。出版記念パーティーの席上で、サンタコスプレした著者が列席者に向かって「献もらったんだからブログで紹介し、さらに1人5冊ずつ買え」とか脅すのを見たのは初めてだ。サンタにあるまじき所業。シリコンバレーのサンタっちゃ、えずか(恐ろし

    書評『ヒューマン2.0』、または流動化のための心得集 - R30::マーケティング社会時評
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