ある科学者グループによると、温室効果のある、大気中のメタン濃度が近年はほぼ横ばいであるという。これまで数十年間、大気中のメタン濃度は増加してきていた。 カリフォルニア大学アービン校の研究者グループと米国地球物理学連合(American Geophysical Union:AGU)によると、この展開は、地球温暖化を加速する要因の1つを人間が制御可能であることを示す、心強い兆候かもしれないという。 「排出量を本格的に制限すれば、大気中のメタンガス量は10年後、今日よりも少なくなっているかもしれない」とカリフォルニア大学アービン校のSherwood Rowland教授は米国時間11月20日付けの声明で述べている(Rowland教授はエアゾールスプレーに用いられるクロロフルオロカーボン--いわゆるフロン--がオゾン層を破壊する仕組みを解明し、1995年にノーベル賞を受賞している)。 天然ガスの主成