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ブックマーク / facta.co.jp (14)

  • 高橋洋一「日本経済のウソ」のススメ 日銀赤っ恥を予言:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2010年10月 8日 [書評]高橋洋一「日経済のウソ」のススメ 日銀赤っ恥を予言 日銀の鳴り物入りの追加緩和が、なぜ円高の火消しにならないか、それを知りたい人は書をひもとくといい。 FACTAは8月号でエール大学の浜田宏一教授と、嘉悦大学の高橋洋一教授の対談「白川日銀の迷走と危うい小野理論を憂う」を掲載している。浜田教授が東大時代の弟子、白川方明日銀総裁を批判する文章を公表したからだ。 その高橋教授(「埋蔵金男」)が、ちくま新書から出したのが「日経済のウソ」である。そのページの多くは日銀批判にあてられているが、リーマン・ショック直後から白川日銀の頑迷と小出しと、結果としてシロをクロと言いくるめる強弁を批判してきた誌としては、こののロジックと軌を一にするところが多い。 書を「視野が狭い」などと批判する、視野の狭い評者もいるようだが、8

    RanTairyu
    RanTairyu 2010/10/09
  • テレビ局が牛耳る「音楽出版」利権

    テレビ局が牛耳る「音楽出版」利権 テレビ番組の主題歌はすべて利権で決まっている。音楽出版社なる著作権管理ビジネスの裏側。 2009年1月号 BUSINESS 超人気音楽プロデューサーの小室哲哉が、自分が譲渡できない曲を含む806曲の著作権を個人投資家に譲渡すると持ちかけ、5億円を詐取したとして逮捕された。 小室は自作の806曲の著作権のほとんどを音楽出版社に譲渡し、自身では著作権を所有していないにもかかわらず、著作権を持っていると言って投資家を騙した。音楽著作権制度の複雑さを悪用した犯行だった。 小室が時代の寵児になったのはテレビの力が大きい。安室奈美恵やTRFらが歌った小室のダンスミュージックはもともとテレビ向きだったが、加えてエイベックスが巨額の資金でテレビの番組枠を買い取り小室の曲を大宣伝。メガヒットを連発した小室はカリスマ音楽プロデューサーの地位を確立したのだ。 「小室の恋人だった

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    RanTairyu
    RanTairyu 2009/12/04
  • ジェラルド・カーティス「政治と秋刀魚――日本と暮らして45年」のススメ:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2008年4月29日 [書評] [ポリティクス]ジェラルド・カーティス「政治と秋刀魚――日と暮らして45年」のススメ アメリカから日政治を研究しにやってきた青年が、1967年の衆院選挙で大分二区に立候補した佐藤文生氏(中曽根派)の事務所に飛び込み、舞台裏を活写した『代議士の誕生――日保守党の選挙運動』(1971年)以来、ジェラルド・カーティスの名はいわば「密着取材」の先駆者の代名詞だった。 この処女作のことはよく覚えている。まだ私は新聞記者ではなかったが、やられたという悔しさより、その密着手法がえらく新鮮に思えた。ライシャワーはじめアメリカの日通はどこか雲の上の存在であり、日政治のような下々の泥臭い世界には下りてこないものと決めてかかっていたが、カーティス氏の手法は大所高所ではなかった。ブルックリンのリアリズムを体現したかのような「

  • 高橋洋一「さらば財務省!」のススメ:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2008年4月 4日 [書評]高橋洋一「さらば財務省!」のススメ このが出来上がったばかりの3月下旬、彼をゲストに呼ぶBSデジタル放送の番組で司会をつとめた。彼がこのを持参したので、番組の中で紹介し、ブログで紹介することを約した。その約束をここで果たそう。 佐藤優「国家の罠」を連想させるタイトルだが、これは講談社の編集者がつけたもので、売らんかなの思惑が見え隠れするのは、高橋氏の意でも希望でもない。 霞が関官僚で彼を毛嫌いする人は多い。彼の名誉のために言っておくが、恨み節や暴露を書こうとしたのではない。彼の前著「財投改革の経済学」をやさしく噛み砕き、彼自分が左遷されるなどの個人的な体験もまじえた読み物に仕立てたである。前著と共通しているのは、霞が関の通念と化した不条理を切り捨てて、合理性を回復させようとする情熱であって、それ以上でも以下

  • 飯島前秘書官が放つ『小泉官邸秘録』の凄み

    飯島前秘書官が放つ『小泉官邸秘録』の凄み 小泉と安倍は似て非なるもの! 怪腕秘書官が宣戦布告。 2007年1月号 POLITICS 「小泉は立場上、復党に反対と言えない。抵抗勢力を協力勢力に変えるって言い続けてきたんだしね。だけど、俺は絶対に反対だからな」 前首席首相秘書官・飯島勲がついに宣戦布告したのは11月27日だった。首相・安倍晋三は、05年の郵政民営化法案への「造反組」のうち、現職の衆院議員11人の自民党復党を決断した。衆院を解散して造反組に「刺客」を放ち、総選挙後には離党に追いやった張人の前首相・小泉純一郎には仁義を切らねばならなかった。 安倍の命で、腹心の首席秘書官・井上義行は前任者の飯島に電話を入れた。小泉が安倍を官房長官に据え、後継者として帝王学を施した前政権最後の1年、飯島も井上に首席秘書官の心得を授け、目をかけてきた。権力の移行から2カ月。飯島は打って変わって電話口の

  • もういちど「ソニー病」4――屁のつっぱり:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月22日 [ソニーの「沈黙」]もういちど「ソニー病」4――屁のつっぱり 弱った魚は目で分かる。ソニーは非接触型ICカード「フェリカ(FeliCa)」のセキュリティについて、コメントを発表した。 感想の1/なんだか弱々しい否定である。弊誌はもちろん掲載前にソニーに取材し、彼らの言い分も載せている。だからなのか、わが社には何の反論も来ていない。 感想の2/このコメントは日経プレスリリースで読めるが、ソニーグループのサイトの「プレスリリース」の項ではなぜか見当たらない。新聞社用で、他には見せたくないコメントなのでしょうか。ここらも何だか姑息。 さて、「ケータイWatch」のサイトでも弊誌報道に対するソニーの否定談話が載った。こちらは「FACTA」の名すら出していないし、弊誌に電話さえしない一方的なものだが、独立行政法人「情報処理推進機構」

  • もういちど「ソニー病」3――太鼓もちメディア:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月21日 [ソニーの「沈黙」]もういちど「ソニー病」3――太鼓もちメディア ITMediaはソニーの太鼓もちかね。 12月20日20時28分配信の「Felicaの暗号が破られた?――ソニーは完全否定」という記事を書いた記者は、ソニーの言い分を鵜呑みにしただけである。 当方には電話で数分聞くだけの手抜きで、それでもって記事をすぐ書いてしまう厚顔無恥が信じられない。メディアがメディアに取材して、「当ですか?」とか、「ソニーは否定していますが」とか聞いてどうするのかね。愚問である。こういうのを御用聞き記者という。魂胆が透けて見えるから、こちらも手の内は明かさない。それだけのことだ。 ITMediaは単に、FACTAへの取材に失敗しただけなのだ。「客観的に見て、説得力に欠ける内容になっていることは否めない」と評しておられるが、冷たくあしら

  • もういちど「ソニー病」2――自覚なきデファクト:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月20日 [ソニーの「沈黙」]もういちど「ソニー病」2――自覚なきデファクト このFACTAオンラインへのアクセスが急増している。日興コーディアルとソニーの「フェリカ」のトピックスが原因のようだ。1年前を思い出す。あのときは想定外のアクセスが殺到して、サーバーが落ちてしまったが、さすがに今度は大丈夫だった。 雑誌最新号も届くころだし、ソニーの「フェリカ」論を格的に書いていこう。 *   *   *   *   * 改札口でチョキチョキと鋏を鳴らす光景が消えてから久しい。JR東日管内の改札口で、「スイカ」カードをぽんと置いてすっと通る――だれも不思議とは思わない。だが、あれが可能になるには、カードを認識し、残高を差し引くなど複数の作業を極めて短時間で行えなければならない。でないと、たちまち改札口で渋滞する。 それを可能にしたのは、

  • インタビュー:池田信夫氏(4)時代錯誤のNGN:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月12日 [メディア論]インタビュー:池田信夫氏(4)時代錯誤のNGN 池田信夫氏のインタビューの第4回を掲載します。今回は「次世代ネットワーキング」がテーマ。この12月からNTTの実験サービスが始まりますが、まだ世間では9月から頻発するひかり電話の不通(輻輳)と裏腹の問題であることが理解されていない。電話交換機にあたる部分をすべてSIPサーバと呼ばれるコンピューターに切り替えようとしているのですが、池田氏はそこに隠された矛盾を突いています。 *   *   *   *   * 阿部 現時点での限界はあるにしても、全体的にはIPの方向へシフトしています。当然、そこではネットワーク・インフラが重要になってきますが、ここに大きな問題がある。 11月号で、NTTで起きたIP電話の不通問題を調べたときに、ネットワークのルーターにあたるNEC

  • インタビュー:池田信夫氏(2)「第2東京タワー」は全くムダ:阿部重夫編集長ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年12月 8日 [メディア論]インタビュー:池田信夫氏(2)「第2東京タワー」は全くムダ 昨日に引き続き、経済学者の池田信夫氏のインタビューを掲載します。 *   *   *   *   * 阿部 池田さんが著書「電波利権」でも書かれているように、田中角栄時代以降、電波は稀少性のある資源として国家が分配してきたましたが、政治の恣意が絡みおかしな配分になっています。現在、総務省では電波再配分の議論がされていますが、その動きをどうご覧になっていますか。 池田 問題になっているのは、NHKを8チャンネルから5チャンネルに減らすという竹中懇のNHK改革案(「通信・放送の在り方に関する懇談会 報告書」2006年6月)ですが、自民党内の協議が終わるまではどう転ぶかは分かりません。 むしろ考えるべきは、電波利用全体に占める放送の割合はごくわずかだという

  • オンラインゲームも「資金洗浄」の餌食

    インターネットを使った「オンラインゲーム」が米国や中国韓国でブームとなり、日にも韓国の「ハンゲームジャパン」(現NHNジャパン)が上陸して話題となった。ところが、そうしたゲームサイト運営会社が大規模なマネーロンダリング(資金洗浄)の餌となりつつある。問題になっているのが、ゲーム内で使われる「仮想通貨」や「ゲームを勝ち進まないと得られないアイテム」を現金で売り買いするRMT(Real Money Trade)取引。子供の射幸心を煽るため、どのサイトでも原則禁止だが、日でも「RMTダイトク」や「Rmtgle」などの換金代行サイトが登場している。 規制の甘い韓国では、小遣い稼ぎを狙う中国人が韓国のサーバーに不正侵入、韓国人の「良心的ゲーマー」が自警団を組み、ゲーム上で中国人の「不正入国」を監視して撃退する「仮想中韓戦争」に発展したという。 しかもそのクレジット決済に、スキミングしたカード

  • ソニーの「沈黙」16――「臭いものにフタ」の予備的和解:阿部重夫編集長ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年1月10日 [ソニーの「沈黙」]ソニーの「沈黙」16――「臭いものにフタ」の予備的和解 1月10日は黄禹錫(ファン・ウソク)問題の最終結論をソウル大学調査委員会が発表することになっているから、「ネット愛国主義の胚5」を載せようと思っていたが、予定を変更せざるをえない。しばし、ソニーに逆戻りである。 正月明け早々、音楽CDのスパイウエア問題で動きがあったからだ。ソニーBMGが集団訴訟の和解にこぎつけた、とのフラッシュニュースが流れた。やれやれ、容赦ないね。松の内くらいゆっくりさせてもらえないものか。それほど律儀なソニー・ウォッチャーではなく、毎日、ネットをチェックしているわけじゃないんだから。 とにかく、発信源はサンフランシスコの法律事務所ジラード、ギブス&デ・バルトロメオとニューヨークの法律事務所カンバー&アソシエーツだった。ジラード・

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    RanTairyu 2006/09/26
  • ケータイクレジットに致命的な弱点

    ケータイクレジットに致命的な弱点 1カ所でも鍵情報が漏れたら、全加盟店の決済端末が即死。乱立で共用もできない。 2006年9月号 DEEP 「決済端末の共通鍵が盗まれたらしい」――2006年X月X日、あるケータイクレジットの会社に舞い込んだ情報に、社長が青ざめた。 どこで? 全国の加盟店のどこかはわからない。誰が? ハッカーか、偽造団に内通した人間か。どうやって? スキミングか、誰かオッチョコチョイが漏らしたのか……。 被害は1人にとどまらない。ケータイクレジットにはICを認証する際の鍵情報が記憶されている。この鍵情報は全国の加盟店に置かれている数十万台の決済端末にも記憶されている。漏れたとなったら、カードの利用者全員が悪用のリスクにさらされるから、全端末を一斉更新しなければならない。 しかしクレジット決済端末はいまだに電話回線に接続している店が多く、更新といっても膨大なコストと時間がかか

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    RanTairyu 2006/08/30
  • 電通サイトのリンク拒否:阿部重夫主筆ブログ:FACTA online

    阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2006年6月28日 [電通を撃つ]電通サイトのリンク拒否 さて、きょうのFACTA無料公開記事は、竹島一彦公正取引委員会委員長のインタビュー。わが古巣、新聞業界の「特殊指定」問題に挑んだばかりか、電通の問題にも切り込んだだけに、その音が聞きたかった。 ところで、電通のウェブサイトのリンク原則拒否が少し前からネットで話題になっていた。電通をからかう論戦をのぞいてみたが、これはかなり笑える話だ。 発端は、電通のサイトに載せてある居丈高のサイトポリシーにある。 リンクについて 当社サイトへのリンクは、原則お断りいたします。特に以下のリンクは固くお断りいたします。 ● 当社の事業・サービス等を誹謗中傷、信用を毀損するおそれがあるサイトからのリンク ● 公序良俗に反する内容を含んだサイトからのリンク ● 違法なコンテンツを掲載したり、違法な活動に関与し

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    RanTairyu 2006/06/30
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