アメリカ・イリノイ州のノースウェスタン大学とオランダ・デルフトのデルフト工科大学による共同研究チームは、“電池の要らない”ゲームボーイ互換機「ENGAGE」をインタラクティブデバイスの研究成果として公開した。 本デバイスは前面に太陽光パネルを備えているほか、ボタンを押す際の振動を電力へ変換する振動発電の技術が活用されている。本研究の最終的な目標は社会のバッテリーへの依存度を下げ、持続可能な社会の実現に貢献することのようだ。 リリース文によれば「ENGAGE」はゲームボーイと同じサイズや部品の物理的寸法を確保している一方、本体側のCPU基板にオリジナルのものは使われておらず、より多くの計算能力と電力を消費する。ただし、エネルギー効率については再設計されており、太陽光発電と振動発電の組み合わせで処理動作に十分な電力をまかなっている。 また、本デバイスでは設計にあたって常に電源を供給しなくても記