イスラエル占領地ゴラン高原のカツリン近郊にある花栽培農家で働くタイ人出稼ぎ労働者(2009年11月10日撮影、資料写真)。(c)AFP/MENAHEM KAHANA 【1月23日 AFP】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)は21日、イスラエルの農場に出稼ぎに来たタイ人労働者たちが低賃金や危険な労働環境、長時間労働下に置かれているとする報告書を発表した。報告書は「A Raw Deal: Abuses of Thai Workers in Israel's Agricultural Sector(不当待遇:イスラエルの農業部門におけるタイ人労働者の酷使)」と題されたもので、全48ページ。 これによると、イスラエルで働く約2万5000人のタイ人労働者たちは法律に違反した環境で労働に従事している。「イスラエル農産業の成功は多くをタイからの出稼ぎ