3月1日、あるメッセージがツイッターに投稿された。 「私たちは(ロシア国内にある)原子炉のモニタリングシステムをハッキングした」 投稿者のアカウント名は「ウクライナのアノニマス(Anonymous)」。政治的な主張に基づく行動(ハクティビズム=hacktivism)を掲げ、過去に各国の政府や企業に対し、サイバー攻撃を仕掛けてきた国際ハッカー集団「アノニマス」と同じ名前だった。 ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まった翌日の2月25日、アノニマスの公式ツイッターは「私たちの作戦はロシア政府をターゲットにしている」と表明。「#OpRussia(ロシア作戦)」と名付け、ウクライナ支援の立場を明確にした。 原子炉のモニタリングシステムをハッキングしたとする報告も、作戦の一環だとして投稿されたものだ。ところが、アノニマスの公式ツイッターは反応した様子はなかった。 それには理由があった。 ある日本