コミックマーケット(コミケ)と呼ばれるアニメや漫画などの同人誌即売会の関連イベント「コミケットスペシャル」が21〜22日、水戸市で初めて開かれる。年2回、東京・有明の東京ビッグサイトに国内外から50万人以上が集まる世界的イベントの地方版。水戸の有志が「街に活気を」と開催地に名乗りを上げ、招致に成功した。2日間で2万人の来訪を見込む。 地元企業には関連商品の発売を提案。納豆の老舗、だるま食品は、美少女キャラクターをパッケージに描いたレトルトの「納豆カレー」を開発。酒造会社の明利酒類は、水戸黄門の若いころをアニメ風にイメージして焼酎のラベルにした。 商店街の期待も大きい。メーン会場近くで商店を営む女性(60)は「コミケがどんなものか、全くわからない」と首をかしげながら「全国的な大イベントと聞いているから、お客さんと一緒に盛り上がりたい」と待ち遠しそうな様子だ。【水戸にコミケがやってくる】(上)