“日進月歩” 今回の取材で、まず思い浮かんだ言葉です。 10月、「リハビリ・ケア新時代 脳からの挑戦」と題し、「脳科学×福祉」の可能性と課題について特集しました。今、「脳科学」の進歩で、医療や福祉の現場に大きな変化が訪れようとしています。第1回では、脳の情報を読み取って機械につなぎ、難病患者さんの意思伝達を支援しようという技術を紹介しました。その技術が、「ブレイン・マシン・インタフェース(略してBMI)」です。 9月30日放送 第1回「心の声を届けたい」 私は、BMIの取材を5年前から続けています。当時はまだ研究室レベルでした。実用化にはまだ時間がかかると感じていましたが、今や一般の生活環境で使うことを目的とした実験施設も作られ、この技術が世に出る、まさに“タマゴの殻に少しひびが入ってきた”ように思えます。今回、新しく開発された機器や技術が公開されると聞き、取材してきました。 この研究開発