映像化不可能と言われた日本三大奇書「ドグラ・マグラ」の映画版。長らく廃盤となっていましたが、4月2日に再発が決定していたことが判明しました。 「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常をきたす」と評される日本最大奇書のひとつ。それが夢野久作が1935年に発表した「ドグラ・マグラ」です。「胎児よ 胎児よ 何故躍る 母親の心がわかって おそろしいのか」の巻頭歌で始まる狂気に満ちた作品として今もなお多くのファンを魅了し続けています。 あまりの内容に絶対に映像化は不可能であるとされてきましたが、それを見事に映像化したのが松本俊夫監督による1988年公開の同名作品「ドグラ・マグラ」。主演の桂枝雀の怪演が絶賛され、2004年にはDVD化もされたのですが、その後廃盤となっていました。 現在では約25000円というプレミアが付けられており、レンタルなどでもなかなか見かけることがないため、幻の作品という状態