川崎市川崎区の京浜急行・八丁畷(はっちょうなわて)駅近くの踏切で、男性2人が電車にはねられ死亡した事故から15日で1カ月。現場の踏切の非常停止ボタンに押された形跡がなかったため、京急は今月下旬ごろから、沿線の踏切の非常ボタンのデザインを変更し、緊急時の活用を促す方針だ。 京急によると、現在はボタンのカバーに「非常ボタン」と表示され、「強く押す」と書かれている。ここに、電車のイラストや「ボタンを押す指」のイラスト、「STOP」「Emergency button」といった英語表記を加えるなどし、外国人にもわかるようにする。反射ステッカーを使い、夜でもボタンが目立つようにするほか、「非常ボタンはこちら」などと表示した案内板も設置するという。 事故後の4月17日以降、「踏切内に閉じこめられた人や車を発見した場合は、非常ボタンを押してください」と車内アナウンスをしており、当面続ける。京急の担当者は「