とあるところで、好きな作品についての評を見ました。 「この作品は、まるまると比べてほにゃららが欠けていてよくない」 なるほどね。 大変悲しい気持ちになりました。 よく読むと、その人が作品の本質をちゃんと見ないで、叩きたいだけなのがわかったので、まあ仕方ないかー程度で流しました。 けど、本質的に違う2つを並べて「よくない」って言われてもなー。 「この作品は、ここがよくない」なら納得できるのに。 比較表現は本当に難しいです。 ○○より大きい、○○より軽い、○○より長い。more、most。 当たり前のように使う言葉です。でもこのニュアンスが、人を大いに傷つける。 「○○よりこれは劣っている」というのは、傷つけるために言っているのは承知の上として。 「○○よりこれはすごい」というのも、その前者を好きな人や製作者に失礼な表現になります。 例文です。 「この物語は泣かせるための物語ではなく、勇気づけ