修復不可能? 地元住民らは砂漠の脆弱な生態系が荒らされたと抗議(写真はナミビアの砂漠) ValerieVS-iStock. アフリカ南西部ナミビアの沿岸に横たわるナミブ砂漠。荒涼とした風景は、文明社会滅亡後の近未来を描いた映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の舞台にぴったりだ。 オーストラリアの製作チームが満を持して世に出したシリーズ最新作は今年6部門のオスカーに輝いた。当初ロケ地に予定されていた国内の砂漠が異常気象による大雨で緑野に姿を変えたため、急きょアフリカに飛んで撮影を敢行したというハプニングも話題になった。 すさまじいアクションの連続に映画ファンが興奮する一方で、ロケ地では住民らの怒りが噴き出している。ナミブ砂漠は一見すると死の世界のようだが、ここには脆弱な生態系がある。大挙して乗り込んできた撮影クルーが砂漠でけなげに生きる小さな爬虫類や希少なサボテンにダメージを与えたとい
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