強制わいせつ容疑で逮捕された大林組社員が利用していた「VISITS OB」のホームページには「100万マッチング突破!」の文字が踊っていた(写真はイメージです)。 撮影:今村拓馬 東京都内の私立大学4年生のAさん(女性・22)は、就活時に2つのOB訪問マッチングアプリに登録していた。アプリという気軽さや周囲に利用している友人も多いことから、自然な流れで使い始めたという。 どちらのアプリも学生から社会人にアプローチをし、マッチングした場合のみ個別にメッセージのやり取りが可能になる仕組みだ。 アプリを通じて出会った、当時、Aさんが志望していた広告大手企業の20代男性社員から待ち合わせに指定されたのは、「自宅最寄駅に夜10時」だった。不審に思ったが、不規則な業界だから夜遅い時間なのだろう、仕事で疲れているから自宅近くなのだろうと自分を納得させ、約束の場所に向かったという。 「家まで歩いてすぐだか