大勢の参拝客に見守られ、初デートした中将姫(左)とせんとくん=葛城市の当麻寺 奈良県葛城市の当麻寺で14日、同寺の当麻曼荼羅(まんだら)(国宝)を一晩で織り上げたという伝説の尼僧・中将姫を西方浄土へ導く「練り供養会式」が営まれ、練り供養に先立ち、中将姫をモチーフに葛城市が作った着ぐるみと、来年の平城遷都1300年祭の公式マスコット「せんとくん」の初デートが実現した。 来迎橋で待ち合わせた2人。「女の子と手をつなぐのは初めて」というせんとくんは少し緊張気味ながらも、しっかりとリード。橋を並んで歩いたり、時折向かい合ったりラブラブの様子だった。 同市の担当者は「今後も、せんとくんの行く先に連れて行き、片思いを成就させたい」と積極的だったが、遷都祭の記念事業協会は「恋の行方は2人のみぞ知ること」。