名古屋市内の専修学校で、2年生の男子学生(16)が同級生5人から無理やり耳たぶに画びょうを刺されたとされる事件で、男子学生が同校の教師に対し、「1年生の頃から5人の一部に頭を小突かれるなどのいじめを受けた」と説明していることが14日、同校への取材でわかった。 愛知県警は、日常的ないじめ行為がエスカレートして事件につながったとみて経緯を調べる。 暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕されたのは、名古屋市と愛知県碧南市、同県東海市の少年5人(いずれも16歳)。うち1人は事件後、自主退学している。 発表によると、5人は5月27日午後2時半頃から約10分間、休憩時間に教室内で、「ピアスの穴を開けてみようぜ」などと言って男子学生の両肩や左手首を押さえ、左の耳たぶに画びょうで穴を開けた疑い。1人は容疑を認め、4人は「耳たぶに穴を開けたが、同意があった」などと一部否認しているという。