【ニューヨーク=平野麻理子】ウォルト・ディズニーが自前の動画配信を軸にした「コンテンツ王国」に近づく。27日、21世紀フォックスのコンテンツ資産買収を両社の臨時株主総会で正式に決めた。フォックスが持つ「アバター」などの人気映画や、テレビ番組の権利がディズニーに移る。子供向けアニメから大人向けまで独自コンテンツをそろえ、動画配信で先行するネットフリックスを追う。ディズニーはフォックスのコンテンツ
ハリウッド映画を多く手がけるアメリカの21世紀フォックスは、19日、ウォルト・ディズニーに買収される見通しになりました。一方、ディズニーとの買収合戦に敗れたケーブルテレビ大手のコムキャストは、イギリスの大手メディア スカイの買収を目指す方針で、欧米メディアの再編がさらに進むことも予想されます。 急速に成長するインターネットの動画配信企業の動きに背中を押される形で、ディズニーもコムキャストも、より多くの映像コンテンツを手に入れようと買収合戦になりましたが、1か月余りで決着しました。 一方、コムキャストは、今後はイギリスの大手メディア企業スカイの買収に力を入れる方針を明らかにしました。ただ、スカイの大株主は21世紀フォックスであるため、ディズニーを再び巻き込んで欧米メディアの再編がさらに進むことも予想されます。
【ニューヨーク時事】米メディア・娯楽大手ウォルト・ディズニーは14日、同業の21世紀フォックスの映画事業などを負債を含めて約661億ドル(約7兆4400億円)で買収することで合意したと発表した。 人気アニメ「シンプソンズ」をはじめフォックスが持つ豊富なコンテンツを傘下に収め、2018年以降に開始する予定のインターネット動画配信サービスを強化する。 ディズニーが買収するのは、フォックスの映画・テレビ制作部門のほか、娯楽関連のケーブルテレビ網や米国外の放送局。フォックスはニュースを中心とした放送事業などに経営資源を集中させる。 買収は株式交換方式で実施し、株の取得額は約524億ドル。ディズニーはフォックスの抱える約137億ドルの負債も引き受ける。
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