当選を決め、支持者と握手する鈴木英敬氏=10日夜、津市、小川智撮影当選を決め、妻の美保さん(中央左)や支持者らとともに万歳する鈴木英敬氏=10日夜、津市、小川智撮影落選が決まり、支持者らに頭を下げる松田直久氏=10日夜、津市、川津陽一撮影 「民主王国」で、自民系の全国最年少知事が誕生した。16年ぶりの与野党第1党対決となった三重県知事選は、野党共闘の枠組みで臨んだ元経済産業省課長補佐の鈴木英敬氏(36)が、民主党の岡田克也幹事長のおひざ元を突き崩した。 当選を決めた鈴木氏は、津市の選挙事務所で「東日本大震災を目の当たりにして今の政治体制では乗り切れない、そんな思いがこういう結果を出していただいた。日本の政治が変わる大きな大きな流れになる」と満面の笑みを見せた。 自民党県連の三ツ矢憲生会長は「歴史的な勝利だ」と顔を紅潮させた。 自民党は、鈴木氏が2月上旬に同党を離党して立候補の意向を