世界最大の家電展示会として発展してきたCESは今年50週年を迎える。その記念すべき年の最初の基調演説を行ったのは、NVIDIA社CEO、ジェンスン・フアン氏だ。NVIDIAは元々グラフィックス半導体会社だったが、そこからVR(バーチャル・リアリティ)、AR(拡張現実)、MR(ミックスド・リアリティ)、さらにAI、そしてAIを使った自動運転システム開発に欠かせないプラットフォームを提供する会社へと、ユニークな発展を遂げた企業だ。 特にAIの分野ではディープニューラル・ネットワークによるディープラーニングに注力し、「人間のようにモノを認識し、考え、判断する」システム作りに定評がある。 そのNVIDIA社は基調演説の中で今後の企業の方向性を示す新製品、技術の発表を行った。まず、そもそもの業務であったゲームにおいて、同社はGeForceという独自のプラットホームを持つが、このプラットホームをそのま