前回はTRPGの自由度は案外高くないよ、といった話をしました。 では、自由度幻想というものが崩れ去った今、TRPGの面白さはどこにあるのだろうと考えてみます。 私がプレイしているソードワールド2.0の世界観は基本的に中世ファンタジーです。 とはいえ、やや近未来的なギミックの存在を許していたり、かなり懐の深い世界観になるようデザインされています。 そんな中、プレイヤーたちは主に酒場に集う「冒険者」と呼ばれる存在となり、遺跡の探索やクエストの攻略などに勤しむことになります。 ところで、これと似たような枠組みの世界観のゲームは他にもあります。 MMORPG、いわゆるネトゲというやつです。 複数のプレイヤーが集まってギルドを結成し、クエストをこなしたりレアアイテムを狙って強敵に挑んだりします。 もともとドラゴンクエストに代表されるCRPGは、TRPGをゲーム機の上で実現したいというモチベーションか