先日、大津地裁が高浜原発3、4号機の運転差し止めを命じました。メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者・新 恭さんは、あくまで原発再稼動にこだわる安倍政権に真っ向から立ち向かうかのような決断を下した山本善彦裁判長を大きく評価するとともに、政治権力が裁判所をコントロールするこの国のシステムと、それに巻かれて上役の顔色をうかがう「ヒラメ裁判官」の増殖を厳しく糾弾しています。 司法は原発に本格ストップをかけられるか 再稼働した関西電力高浜原発3、4号機の運転を差し止める仮処分が決まった。 「決定を出すには大きなプレッシャーがあったはずで裁判官に深い敬意を表したい」 大津地裁の山本善彦裁判長に対し、住民側弁護団長、井戸謙一弁護士が発した談話。「プレッシャー」という言葉に実感がこもっていた。 井戸自身が金沢地裁の判事だった2006年、北陸電力志賀原発2号機の運転差し止め判決を出した経験を持ってい
