私は幽霊なのだけど、私のことを幽霊だと認識できている人は少ない。たまにめちゃくちゃビックリされることがある。そうすると、ああ、この人感度高いんだなあと思う。エッチな意味じゃない。私はうまいこと肉体のある人間に偽装しているので、普通の人には見破られることはない。だけど、感度の高い人、センサーが壊れている人、第六感の発達した人、色々いい方はあるだろうけど、一般的には霊感があると表現されるのだろう。でも、私はこの霊感という言葉が好きではない。霊感という言葉は文字通り幽霊を察知する能力があるという意味で使われる。しかし、幽霊がどのような存在なのか考えれば、この言葉が全く正しくないことは明白だ。もちろん、生きている人間がそんなことを知るはずもないので、今回は私が と思ったけど、ヤツらが来たのでこれにて耐酸。