具体性に欠け、まともな情報伝達にならないのに、しばしば使われる「ビジネス用語」がある。ネットニュース編集者の中川淳一郎氏は「そうした言葉を多用すると、相手に『この人、バカだ』と思われる可能性がある」と指摘する。中川氏が特にモヤモヤする12個のビジネス用語とは──。 見聞きするたびにモヤモヤする「言葉」とは 仕事をしていると、会議やメールで「うわっ、イヤな言葉……」と思わずにはいられないフレーズに出くわすことがある。それらは大抵、「ちゃんと意味があるようなことを言っているようで、実は何も伝えていない」や「ノリでテキトーなことを言っているだけ」、「曖昧過ぎる」といった感覚を抱かせる言葉たちである。 以下、私がモヤモヤする言葉を挙げていく。これらの言葉は、具体性に欠けていたり、人によって解釈が異なったりするため、まともな情報伝達にならないものばかりだ。多用すると「この人、バカだ」と相手に思われる