立憲民主党の辻元清美国対委員長は二日の党会合で、国会の委員会活動を巡り、自民党の理事から夜の飲食の誘いがあっても断るよう指示した。野党第一党として、自民党への対決姿勢を強める狙いがあるとみられる。 理事は委員会の審議日程などを調整する責任者で、与野党の第一党の理事が「筆頭」として折衝の中心になる。立憲民主関係者によると「飲み会禁止令」は懇親の場を通じ、自民に取り込まれることを防ぐためとしている。 一方、辻元氏は同じ会合で、衆院予算委員会などで野党の質問時間を削減するとの自民提案に関し「国会は政府・与党をチェックする役割が大事だ」と強調した。野党で一致して「与党二割、野党八割」の質問配分を目指す考えを示した。