広島ドラフト1位福井優也投手(23=早大)が15日、調整ピッチを上げた。今キャンプ3度目のブルペン入りで、初めて捕手を座らせて50球を投げた。ストレートのみだったが、キレ味の良さに見守った首脳陣もホッとした表情。今日16日もブルペン入りする予定だ。 大野投手チーフコーチは「安心した。初めて本格的な投球を見たけど、キレもあったし、抜ける球も少なかった。あれくらい投げてくれれば他の投手と見劣りしない」とほめた。中日善村一善スコアラーは「見るたびに良くなっている。体の軸がぶれないし、投球テンポもいい」と警戒した。 福井は「7~8割の力で、回転とバランスを意識した。今日は良かったと思います」と話した。調整遅れで2軍行きの可能性もあったが、“追試”の形で1軍に生き残った。大野コーチは「この先楽しみになってきた」とにっこり。19日からの次クールでは打者相手に投げ、一気の追い上げに出る。 [2011年2
大竹、開幕ローテいける!全盛期ほうふつ ブルペンで投球練習する大竹=沖縄市(撮影・市尻達拡) 沖縄市野球場で行われていた広島の1次キャンプが13日、打ち上げとなった。右肩痛からの復活を目指す大竹寛投手(27)は、志願して今キャンプ4度目のブルペン入り。自身最多の72球を投げた。カーブ以外の変化球も解禁。順調な回復ぶりに他球団スコアラーは、開幕ローテ入りへ警戒を強めた。 ◇ ◇ 気持ちよさそうに汗をぬぐった。その表情も明るい。投げ終わった後に右足をけり上げる勢いは、全盛期をほうふつとさせた。晴天に恵まれた沖縄キャンプ最終日。大竹が復活へ向けてギアを一段、上げた。 沖縄市野球場の一塁側マウンドで、捕手を座らせて72球。中盤からは肩に不安のあった投手とは思えない投球内容を見せた。小窪、岩本、丸を打席に立たせて、コースと球種を指定。肩に負担がかかると言われるシュートや、チェンジアップも投げた。
【拡大写真はコチラ】 倉らを相手に打撃投手を務めたバリントン=沖縄市(撮影・市尻達拡) 今年の野村鯉は、投手王国の予感がする。広島の新外国人右腕、ブライアン・バリントン投手(30)が11日、ランチ特打の打撃投手を務め、開幕ローテ入りに当確ランプをともす快投をみせた。今キャンプ初めて打者に対して投球し、最速142キロの直球と、多彩な変化球を披露。抜群の制球力と球威に、阪神、中日、巨人の“3強”007も警戒心を強めた。 ◇ ◇ バックネット裏から、次々と感嘆の声が漏れた。「いいよ、これ」。ずらりと観客席に並んでいた他球団の偵察部隊の視線をくぎ付けしたのは、193センチの新助っ人右腕、バリントンだった。 長身に加え、長いリーチから繰り出される直球に、ベテラン石井と倉のバットが押された。最速は142キロ。派手さはないが、球速の表示以上に打者は苦しんでいた。 その光景に、007の目は真剣モード
福井“変身”50球!大野コーチも感嘆の声…広島 ◆広島・日南キャンプ(15日)ドラフト1位・福井優也投手(23)=早大=がついに本気モードに突入した。この日から2次キャンプがスタート。ブルペンで捕手を座らせ、キャンプ最多となる50球を投げ込むと「7、8割の力で、球の回転とフォームのバランスをチェックしながら投げた。体も気持ちも上がってきた」と満足そうに笑った。 低めに制球された伸びのある直球に、大野投手チーフコーチも感嘆の声を上げた。1次キャンプの沖縄では、左太ももの張りを訴えて練習を早退するなど、お騒がせばかりが目立ったルーキーの“変身”にひと安心。「先発ローテの投手と比べて見劣りしない。スピードもありキレもある。安心したよ」と高く評価した。 視察した中日・善村スコアラーが「確かに球威もキレも、コントロールもいい」と絶賛するなど、ようやく本来の姿をアピールし始めた福井。日南入りしてからは
福井が50球の投げ込み!「もう不安はない」 ブルペンで投球練習する広島・福井 Photo By 共同 15日、宮崎県日南市で広島の2次キャンプが始まり、ルーキー福井(早大)がブルペン入り。捕手を座らせて今キャンプ最多の50球を投げ込み「良かったです。7、8割の力で回転やバランスを意識した」と満足そうに笑みを浮かべた。沖縄の1次キャンプでは左足の張りを訴え、別メニューの調整が続いたが「もう不安はない」と言う。「シュート回転する球もあった。修正しないと」と課題を挙げたものの、中日の善村スコアラーは「球の切れは間違いなくいい。見るたびにいいなと思う」と警戒した。一時はあきらめかけた開幕一軍、そして先発ローテーション入りも再び視野に。日本ハムの斎藤、西武の大石ら同期生と比較されることも多いが、年齢的には一つ上の23歳。存在感を示したいところだ。
中継ぎ候補サファテ151キロ出た!抑えいける…広島 フリー打撃初登板で151キロをマークしたサファテ ◆広島・沖縄キャンプ(8日)新外国人右腕、デニス・サファテ投手(29)が、フリー打撃に初登板。40球中、安打性の打球を3本に抑えたばかりか、ストレートの最速は151キロを計測。100マイル右腕(約161キロ)の触れ込みで海を渡ってきた中継ぎ候補が、豪快にベールを脱いだ。 193センチの長身から投げ込んだ直球は、威力十分だった。球団のスピードガンは、151キロを表示。カーブ、スライダーを交えた投球で、倉、石原に内野手の頭を越えさせず、ほぼ完全に封じ込めた。「とてもいい感じで投げられた。思い通りにキャンプを過ごせているよ」とマウンド上の鬼の形相とは一転、さわやかな笑顔を見せた。 暖かい沖縄とはいえ、2月上旬での大台超えに偵察部隊もびっくり。中日・善村スコアラーが「抑えで十分いける。うちにいたギ
【拡大写真はコチラ】 前田健(左)は、昨年獲得した、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の「3冠獲得記念Tシャツ」を着用しダッシュする=沖縄市(撮影・市尻達拡) 打たれても構わない‐広島・前田健太投手(22)が7日、オープン戦では結果を求めない考えを示した。昨季オープン戦は防御率4・76だったが、シーズンでは開幕から勝ちまくり、投手タイトル8つを総なめ。「調整段階だし、打たれた方がいい」と、“8冠調整”で2年連続の活躍を期す。この日はキャンプ2度目のブルペン入り。立ち投げで30球を投じるなど、調整は順調そのものだ。 ◇ ◇ 最多勝、最優秀防御率に沢村賞…。タイトル8冠を奪った昨季の自信がそう言わせた。「何も変えるつもりはない」。中日との3・25開幕戦に向けた調整プランを問われた前田健は、昨春と同じペースで歩むことを宣言した。だからオープン戦も、これまでがそうだったように結果を求めるつもり
マエケン初ブルペン余裕たっぷりオール直球40球…広島 今キャンプ初めてブルペン入りした前田健 ◆広島・沖縄キャンプ(5日)広島・前田健太投手(22)は5日、このキャンプ初めてブルペンに入り、オール直球で40球を披露。確実視される2年連続の開幕投手へ向けて、順調な調整をアピールした。 圧巻だった。大勢の人が見つめるなか、セットポジションで20球、続けて振りかぶって20球。立ち投げとはいえ、昨年の公式戦以来のブルペンに「まあまあじゃないですか。きょうはただのスタート」と余裕たっぷりだ。3月25日の開幕戦で対戦する中日・善村スコアラーは早くも“お手上げ”。「球が(他の投手とは)違う。スコアラー泣かせ。うちは0対0で粘って、延長にサヨナラ勝ちしかない」と青ざめた。 見守った野村監督は「心配してない。開幕投手はまだ決めてないですけど、彼の中に当然それはあるでしょうね」と満足げ。マエケンも「時間はある
開幕へ視界良好!! 慢性的な右肩痛で苦しんでいた広島大竹寛投手(27)が沖縄キャンプ第2クール2日目の6日、約4カ月ぶりとなる今季初のブルペン投球を行った。立ち投げで合計30球。残り10球程度は一層力を込めて右腕を振るう。昨年10月以来、4カ月ぶりのマウンドで、周囲の不安を一掃した。 「感じはまずまず、いいかな。傾斜を使って体や肩がどうか。その点に関して普通に投げられて良かった。楽しかったです。思ったよりも球が良くて、大野さんもビックリしていた」 昨年2月の日南キャンプで270球を投げ込んでから、右肩が悲鳴を上げた。シーズンも1勝止まり。この日の投球は大きな第1歩だ。右肩の回復が停滞し、今季開幕も不透明な状況だったが、明るい光が差し込んできた。大野投手チーフコーチも「腕を振り切っていた。(開幕について)そういう見通しは立ったということ」と評価した。 他球団の007は警戒する。中日善村スコア
【拡大写真はコチラ】 キャンプ初日からブルペン入りし、力強い投球をみせたバリントン=沖縄市(撮影・市尻達拡) プロ野球12球団は1日、沖縄、宮崎の両県各地でキャンプインした。広島の新外国人、ブライアン・バリントン投手(30)はいきなりブルペン入りし、開幕ローテ入りを強烈にアピールした。その投球に中日、巨人のスコアラーも警戒感を強めた。リリーフ候補のデニス・サファテ投手(29)も全開モード。新助っ投コンビが逆襲を誓う野村カープにキャンプ初日から新風を吹き込んだ。 ◇ ◇ 02年の全米ドラフトで全体の1位で指名されるというビッグな過去を持つ、新助っ投が“本物”の片りんを見せた。アップ後、バリントンはサファテとキャッチボール。10分程度で肩をつくると、そのまま2人でブルペンへと向かった。 メジャーのキャンプは日本より2週間程度遅い。初日にいきなり外国人がブルペンに入るのは異例。いきなりブル
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く