米Googleが今後3年間で米Mozilla Foundationに支払う契約金は年額3億ドル――昨年末、Firefoxのデフォルトの検索エンジンをGoogle検索にするための契約金額に関する報道が話題となった。Google ChromeのシェアがFirefoxを超えて2位となった中、前回を大きく上回る契約金額の理由についてさまざまな憶測が飛び交った。 「契約内容について詳しいことは言えないが」――こう切り出したのは、Mozilla Foundationで常任理事を務めるマーク・サーマン氏。サーマン氏によれば、「契約内容はWebブラウザのマーケットシェアとは全く関係ない」という。 同氏は契約内容に関してそれ以上の言及は避けたものの、(1)少なくとも今後3年間は(Googleからの契約金を中心とした)安定した資金が確保できていること、(2)Mozillaの収益はGoogleからの契約金が全て