最愛の夫がいなくなり3週間ほどが過ぎた。 出会って14年、結婚して9年、それはそれは大好きな夫だった。 出会って何年経っても私は彼にときめいていたし、彼も私のことが大好きで、周りからいつもラブラブだと言われ続けてきた。 しかし突然、夫に病気が見つかった。白血病だった。 1年以上抗がん剤やら移植やら頑張ったが、なかなかしぶといタイプの白血病であったようで、駄目だった(白血病には染色体によって色々とタイプが分かれていて、比較的予後の良いタイプと悪いタイプと様々ある。「あの人が治ったから」と言う人がいるが、白血病にも色々あるのだ)。 白血病の宣告を受けた時、そして一旦は寛解したが再発を告げられた時、私の頭には「夫の死」がよぎった。 ほんの少しの死の気配だけで胸がギューっと潰されるような苦しさに襲われたし、パニックで大声で叫びたかった(当時4歳と0歳の子どもの手前我慢するしかなかったが)。 とにか