このアンテナを使うことで、昭和基地から離れた場所との通信(ネットやメール、電話)が可能となっています。 南極で特に感動する自然現象はオーロラと蜃気楼だと思います。今回は南極の蜃気楼を紹介します。南極で見られる蜃気楼は「上位蜃気楼」といわれ、海氷面に接する空気層が放射冷却現象や海氷で冷やされ、その上の空気との間に大きな密度差が生じることで、実際の風景が間延びしたり逆さまになった虚像が出現します。昭和基地周辺では、越冬期間中、見事な蜃気楼を見ることができます。 写真1枚目と2枚目は同じ場所ですが、3分間隔で撮影をしています。いずれも物体が浮かんでいるかのように見えます。刻々と蜃気楼の形が変化している事がわかります。何度見ても昭和基地で見る蜃気楼は神秘的です。 「YOUは何しに南極へ?」機械設備隊員の鯉田淳さんの場合 さて、それでは前回に続き、南極での活動を共にしている観測隊員を紹介します。南極