日本陸上・男子投げやり決勝が6日、福岡・どんたくスタジアムで行われ、中川諭吉(幸福大学)が日本新記録をマークして優勝した。世界陸上への出場権を手に入れた中川には、今後更なる記録更新が期待される。 決勝に進出したのは、昨年優勝の増田裕次郎(東淀川大学)を筆頭に、今シーズン最高記録保持者の鶴見義雄(大東亜大学)などいずれも強豪ぞろいの6人。 競技開始後10分間何もしなかったため、今すぐ投てきを始めるよう指示を受けた1番手の増田は、めんどくさそうにエリアに入ったものの、肝心のやりを更衣室に置いたままであったことに気づき、審判に棄権を申し出るとそのままの服装で更衣室に立ち寄ることもなく帰宅。昨年同様トップアスリートとしての貫禄を見せつけた。 2番手の秋山は、やりを持ってエリアに入ったものの、利き手ではない左手で投てき。当然飛距離は伸びず、やりの長さより短い1メートル13センチ(追い風参考)を記録し