2025年8月、ファーストキャビンHD(東京)が那覇空港内に初めての宿泊施設を開業する。那覇空港ビルディング(NABCO)の宿泊施設誘致は、空港の24時間運営に向けた機能強化を図るほか、将来的な国際旅客ハブ化につなげる狙いもある。 NABCOは20年以上前から空港へのホテル誘致の構想を抱いていたが、空港が那覇市内と近く需要が見込めないことや、館内の面積が限られているとして、案は据え置かれていた。 一方で、一部の航空会社が深夜便を運航していたコロナ前、ゆいレールの運行終了により利用客がホテルまでタクシー移動をしていた状況があった。今後、深夜便運航の再開や空港の24時間運営が実現した場合、利用客の宿泊ニーズに対応する必要があると判断した。 その上でNABCOの担当者は「館内の限られた面積を有効的に使えるホテルを誘致したかった」と、羽田などで小型宿泊施設の実績があるファーストキャビンHDを誘致し