2007年8月16日のブックマーク (2件)

  • 承前2 - MIYADAI.com Blog

    田口 (省略) 宮台 僕の読者がふたり死んでいます。ひとりは『美しき少年の理由なき自殺』(文庫版タイトル『この世からきれいに消えたい』)の主人公に据えました。僕が知らない新潟県の読者だったから出来ました。もうひとりは東大で91年から5年間ほど非常勤講師をしていた時代の教え子。ある場所に僕の講義を聴いてデートクラブに出入りするほどフットワークが軽い子たちが東大生にもいると書きましたが、そのひとりです。その子からコクられていたこともあって、身近にいた彼女については主題的に書いたことはありません。 ふたりの自殺は5年ほど間があいていますが、その間一貫して僕は「意味から強度へ」という物言いをしていました。新潟の少年が自殺した後「〈社会〉から〈世界〉へ」という具合に言い方を変えました。両方は同じことを指します。意味とはコミュニケーションの中での機能のことです。コミュニケーションとはある人の選択と別の

    Toku
    Toku 2007/08/16
    田口ランディとの対談での宮台の発言の一部
  • ◆田口ランディ×宮台真司◆2005/10/19 宮台発言のごく一部を抜粋 - MIYADAI.com Blog

    宮台 田口さん原作で中原俊監督の『コンセント』のプロモーションで、2002年に対談したんでしたよね。主人公が、体験を意味づけようとする〈社会〉の営みから自由になることで自己回復を遂げるというモチーフに感動したことをお話ししました。実は、僕も似たような「〈社会〉から〈世界〉へ」というモチーフで『サイファ 覚醒せよ』というを2000年に出していたのですね。近しいものを感じました。 田口 (略) 宮台 今回の対談のテーマ「生と死」です。喋るべきことがありすぎて困ります(笑)。どこからしゃべればいいでしょう。まず当たり障りのないところからお話しします。部族段階の古い社会――社会学では「原初的社会」と言いますけど――では必ず「ハレとケとケガレ」の三項図式があります。 ケガレのケとは「ハレとケ」のケと同じ。「気」の字が当たります。精気、つまりアニマです。ケが日常生活を支えているのだけど、放っておくと

    Toku
    Toku 2007/08/16
    「社会」から「世界」へ、とその後