「熊本ラーメン」の人気店で、都心にも店舗展開する桂花(熊本市)は1日、熊本地裁に民事再生法の適用を申請し、保全命令を受けたと発表した。同社代理人弁護士によると、負債総額は約12億6000万円。全店で営業を継続し、今後は熊本ラーメンの「味千ラーメン」を展開する重光産業(熊本市)が支援、再建を目指す。(夕刊フジ) 桂花ラーメンはマー油の香りと豚骨のコクが絶妙な特濃豚骨スープと、固めのコシを持つ麺が特徴。味付け玉子やシャキシャキの厚切りキャベツ、とろとろに煮込んだ豚の角煮2つをトッピングした「太肉麺(ターローメン、950円)」が看板メニュー。 店舗数は都内や横浜市、熊本県で直営11、フランチャイズ2の計13。2010年3月期の売上高は9億6600万円。ここ数年のラーメンブームによる競争激化や、本社工場への設備投資に伴う資金負担が過剰になったことで、経営が悪化していた。 旅井瑞代社長は「品質のため