脳から全身に伸びている神経は嗅神経、視神経、三叉神経、顔面神経、迷走神経、副神経も含め12対(12種類)あります。 これら12対神経のうち背中、肩、胸の筋肉を動かす副神経を除く11対もの神経は噛む事に関連する神経で、この事実だけでも噛む事の重要性はある程度推測できます。 特に噛む事と脳に深く係わっている代表的な神経は三叉神経です。この神経は眼、上顎及び下顎の各神経に分かれる分岐点になっています。眼神経は視覚に訴えて食欲をそそり、上顎神経は上顎の歯やその周辺を支配し、下顎神経は下顎の歯、舌、咀しゃく神経を支配しています。 そこで、1回噛むだけで(咀しゃく筋が1回上下に動く)約6,000個〜9,000個の神経細胞に信号が伝達されるといわれています。仮に食事で1口分を口に入れて30回噛み、これを30回繰り返すと神経細胞に伝達される信号は540万回〜810万回になり、体の他の部分を使用した場合と比
前の記事 韓国のネット接続速度が大幅低下:「原因はiPhone」 巨大噴火:そのメカニズムと「生物絶滅」 次の記事 歯痛の謎:「脳は場所を特定できない」 2010年4月22日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (0) フィードサイエンス・テクノロジー Laura Sanders Image: assbach/flickr たいていの場合、人間は痛みを見事に認知する。人さし指に刺さったトゲと、親指を紙で切った傷口を、脳は即座に区別してみせる。しかし、口の中では事態はより難しいようだ。 歯痛の患者は痛みの場所をうまく特定できないことがよく知られているが、その理由の説明に貢献する研究結果が発表された。『Pain』誌で発表される新しい研究によると、上の歯の痛みと下の歯の痛みは、脳には非常に似通って感じられているという。 ドイツにあるエアランゲン=ニュルンベルク大学のClemen
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