日本政府発行の電子証明書をAdobe Reader/Acrobatで自動的に確認できる機能を提供する。 内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)とアドビシステムズは4月25日、サイバー攻撃への対策で連携すると発表した。政府になりすましたPDFを悪用してマルウェア感染などを狙う攻撃に対処する。 連携の一環として、アドビは日本政府の認証基盤(GPKI)を使って発行された電子証明書を、Adobe Reader/Acrobatで自動的に確認する機能を提供。この機能は4月21日から提供され、適用済みのユーザーは既に利用可能となっている。Reader/Acrobatが、政府機関が提携する機能と連携するは世界初という。 NISCではGPKIによる電子証明書を使って政府発行のPDF文書が正しいものであることを証明する取り組みを進めており、既に1月19日からWebサイトに掲載するPDFファイルの一部に電