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2019年6月12日のブックマーク (2件)

  • ブルマの興亡史 - 本しゃぶり

    古代ローマ史には「人類の経験のすべてがつまっている」と言われる。 ではブルマの歴史には何がつまっているだろうか? ブルマを覗くと慣習との戦い方が見えてくる。 束縛するファッション ここしばらく「#KuToo」の記事をよく見た。 スーツも革も嫌いな俺としては、この風潮を歓迎する。ハイヒールやパンプスのような非合理的なファッションは、労働の現場から消え去ったほうがいい。そもそも会社の指定したにより足腰を痛めたならば、それは労災である。労災のリスクが高い服装を強制するのはどう考えてもおかしい。 しかしながら、この時代にまだハイヒールやパンプスを強制してくる会社の意識を変えるのは難しい。合理的な思考をする会社ならば、すでにを自由化しているか、逆にかかとの高いを禁止しているはずだからだ*1。今も頑なにハイヒールを求めるということは、そこにある種の信仰を見出しているのだろう。 どうしたら非合理

    ブルマの興亡史 - 本しゃぶり
  • 損なわれた自我と共に生きる(村上春樹の閉じられたサーキットと井戸掘りのこと) | 中野カウンセリングオフィス

    昔、雑誌のインタビューで村上春樹が「どんな環境(親)だろうと我々は自我*1を損なわれる」と書いており印象的だったのを覚えています。その後にはこういうフレーズが続いていました。 「人というのは誰であろうとどんな環境であろうと、成長の過程においてそれぞれ自我を傷つけられ、損なわれていくものなんです。ただそのことに気がつかないだけで」 「(親は)生きていくためのノウハウを子どもに引き渡す」しかし「ノウハウを引き渡すということは、ある意味でサーキットを閉鎖していく」 確かにこれは真実だと思います。 わたしたちは多くの場合、親に育てられますが、その親も絶対的な他者、つまり自分とは異なる存在なわけです。大きな影響を受けざるをえない親というものが絶対的な他者であるゆえ、たとえ親にそういう意図がなかったとしても、わたしたちは育てられる過程のなかで、様々なすれ違いを体験し、微細な、ときに大きなな傷や痛みを受