このウイルス付きメール、本当の送信者は誰だ? 電子メールのヘッダ部分には、そのメールが途中経由してきた中継サーバを表すための「Received:」というヘッダ情報が付けられている。これを調べることにより、そのメールがどこからやってきたかを知ることができる。 特にウイルス付きのメールなどを受け取った場合に、そのメールを送信しているのは誰か(どういうIPアドレスを持つホストか)ということが分かる。 ウイルス付きメールやスパムメールは、送信者アドレスを偽装するのが普通なので(こうすればメールシステムのフィルタリング設定などをすり抜けやすいから)、メールに書かれている送信者の電子メールアドレスがそのメールを送信しているということはまれである。本当にその本人が送信しているのか、それとも単に送信者アドレスを偽装して送信しているのかを判断するためには、このようなヘッダの詳細なチェックが欠かせない。 メー