朝、「今日は美希を病院まで送ってくれ」という内容のメールが来た。美希という子はかわいい子だったので、俺は彼女にぞっこんだった。急いで会社に向かったが、それでも着いたのが昼過ぎで、男の社員が、恥ずかしそうに、エプロンを着けて昼食の準備をしているところだった。分かりきってはいたが、美希のことを聞いてみると、やはり他の誰かが病院に連れていっていた。美希ちゃんと二人きりになれる折角のチャンスを、俺はフイにしたのだった。
朝、「今日は美希を病院まで送ってくれ」という内容のメールが来た。美希という子はかわいい子だったので、俺は彼女にぞっこんだった。急いで会社に向かったが、それでも着いたのが昼過ぎで、男の社員が、恥ずかしそうに、エプロンを着けて昼食の準備をしているところだった。分かりきってはいたが、美希のことを聞いてみると、やはり他の誰かが病院に連れていっていた。美希ちゃんと二人きりになれる折角のチャンスを、俺はフイにしたのだった。
ある女性が、その大切な雑誌を図書館に寄付した。それまでその雑誌は図書館になかったのだ。そうして彼女は嫁入りしていった。それから、ある日、彼女がその雑誌を欲した。それは尤もなことだったから、俺は俺の親友とその雑誌をこっそり取り返すことにした。図書館の内通者により、雑誌のCD-ROMは簡単に手に入れることができたが、問題は本誌の方だった。地下の閉架書庫にあるという。行ってみるとそこは真っ暗で、ほぼ垂直とも言えるほどの土の壁を、綱や木の根を頼りに登っていかなければならない。ところどころに傾斜が緩やかなところがあって、そこでなんとか体を休めることができるのだが、それも2段ほどゆくとバテてしまいそうだった。それでも登っていると、峠を越え、向こう側を見渡すことができた。そこから見える空には、翼長にして、大人二人が両手を広げたくらいの大きさの翼竜が飛び回っていた。それだけでなく、それよりもさらに大きい、
実家で朝食を。モチや串を食う。読んでいる本の主人公の少女が隣にいて、母親に、稗田阿礼の話をしている。プライドの高い娘だったが、本ではいい感じに丸くなってハッピーエンドを迎えるはずだ(まだ読み終わってないから分からないけど)。ここでは自分探しに走ってしまったか。豚カツ串を彼女に取ってやった。食事を終え、少女が学校に向かったのを見届けて時計を見ると、11時。飛行機の時間に間に合わないのではないか?と焦り、急ぎ空港へ向かう。今日は大事な、最後の舞台なのだ。空港の入口に仲間の顔を見つける。どうやら間に合ったようだ、とホッとするが、彼によると37分がラストらしい。あと10分しかない上に、俺はチケットも何も用意していない。(彼は来る途中でチケットを買っていたらしい。)さらに悪いことに、財布をどうやら部屋に置き忘れてしまったようで、俺は泣きながら、部屋に戻るのだった。薄暗い部屋から財布と携帯を取り、もう
追いつめた女の、木星の斑点のようなその左目が、みるみるうちに大きくなり、吸い込まれそうになって逃げ出した。くるぶしから下しかない巨大な彼女の足が人々をその切断面に乗せ、その組織で串刺しにした。 俺かもしれない誰かの結婚式では、ナンクセをつける男を見、こんな奴と親戚になるのはさぞ苦痛だろうなぁと思った。
雪の夜を、1111みたいな(金髪のヨーロッパ人だ)先輩と一緒に走る。俺は精子、先輩は卵子をスプーンで運んでいる。人工受精が行われるのだ。大雑把に言って半径1メートル、高さ3メートルの円筒形の、青緑に光るカプセル(バイタ=チャンバーと言うのが一番近い)で反応させる。カプセルはトラックの荷台からほとんど外に出てしまっていて、道路に横たわっている。この大きさでは実用にはほど遠い。と、先輩が卵子を落とす。拾いながら、「泥が付いた部分だけ捨てればいいんだよ」と言う。何とも大雑把なことだ。 仕事を終えて事務所に帰る。窓から西の空を見ると、今にも夕日が沈み、朝が始まろうとしている…。おかしかった。今の今まで太陽は空に昇っていたのに、周りは真っ暗だった。そして太陽が沈んだ今、空は白み始めている。事務所の他の面々もそれを感じているようだった。実感を伴う集団昼夜逆転。そんなことがあって良いはずがない。そう思う
一緒に廊下を歩いている人は2種類の新聞を配達している青年で、新聞を取るよう勧誘されたが断わった。それで友達を一人失なった。 文章をでっちあげていた。役所に提出しなければならなかったけど、必要な書類のチェックをしていなくて、けどチェックするのが嫌でそのまま持っていった。窓口に提出した直後に非常ベルがなった。火事のようだった。(もしかしたら火事でうやむやにできるかもしれない)と一瞬期待したけど、担当の人はそのまま受けとって、「これとこの書類が足りませんね」、と指摘した。あーやっぱり足りなかったか、と思ったけどとりあえずそれでいいらしく、後から不足分を提出することになった。ほっとした。仕事は終わらない。お金をもらった。封筒から万札が覗いていた。嬉しくなかった。 ゲームをやっていた。右手に360のコントローラー、左手にキーボード。とても操作しづらい。はっ、と気付いて、両手でコントローラーを持ってみ
よくわからん施設(バイオショックの影響受けまくり)からの脱出。1階はゲーセン、2階は見世物小屋、…と7階まで行って、その後エレベーターで14階に、そこからまた下りながら出口を探す。出口はすぐに見つかって、そこから新幹線で実家に帰ることにした。妹は飛行機で帰る、と、親父はどうやって帰るのか分からなかったけど別れた。 やたらと横幅のある、たった2両だけの列車の先頭には、30人くらい、やたらと騒がしくて、その中に友人を見つけて聞いてみると、何かのサークルらしい。名刺サークルだったかな、とにかくそんなサークルあんのか、それでこんなに人間がいるのか、というような名前だった。そのサークルは劇をやっていて、まあきもいので次のスルーして車両に行くと人が大勢いた。みんな避難してたんだな。三人がけの席の奥に一人しか座ってなかったので、一番手前に座った。座っていたら、奥の奴が俺の目の前にゴミを置きやがった。車両
高校生。体育祭が終わって、クラスメイトと一緒に家まで走って帰るところ。途中、後ろから走ってきた少年が、追い越しざまにそのクラスメイトの胸を叩いて走り去っていった。逃げるその少年を、無言で追いかけはじめる。野を越え岩を越え、辿り着いたのはその少年の一家で、彼と、兄と、妹と、母親と、祖父がいるようだった。少年はクラスメイトの弟分だったようで、院試で4問しか解けなくて悩んでいると言っていた。それで、俺は2問半しか解けなかったけど問題なかったよ、と慰めてやったりしていると、少年の祖父が味噌汁のようなものをこちらに差し出してなにやらもぐもぐ言っている。どうやら食事の時間で、俺も同席していいようだ。少年の兄の左隣に座った。兄も自分の友人で、話していたんだけど、話題がないので向こうが部活の話を振ってきた。せっかく振ってくれたので、(別に興味ないんだろうなぁ)と思いながら部活の話を延々としつづけた。
動物人間(メルヘン)の1コミュニティ(町くらいの大きさ)を引き連れて、壷のような町で地下を越える。マグマに近いそのルートは死の国を経由すると皆には言っておく(住民は何も知らないんだ)。なんとか熱いところを越えて、あとは土の中をもう少しだけというところで俺一人になり素手で土を掘った。掘ったら電池があった。それで左を向くと光が見えたので外に出たら、一度外側から見たことのあるところで、地図が落ちていた。近くの、声は届くけど歩いて行くことはできない場所に友人がいて、話した。「オレはこんなところに出てきてしまったよ」彼らと遊んでいたんだった。それから家に帰った。
家族で電車に乗って旅行に行ってたら親父が隣の女子高生に気さくに話しかけていた。向かいの席の母親も女子高生たちに俺が小さい頃の話をしていた という夢を見て丁度夢診断スレが立っていたので聞いてみたら ご両親に心配をかけたり、迷惑させてるかもと思っておりませんでしょうか? ちょっと気になってますね あー
機械みたいな虫が虫みたいな機械を「からっぽ」*1にする。その虫の視点。ある施設で、虫たちが人間に反乱しその機械を悉く「からっぽ」にして、人間は避難するしかなく虫たちの圧倒的な優勢と見えたのだけど、あと残りの一つというところでからっぽにできない機械があった。結局その機械の存在で虫たちは敗北し、避難していた人間たちは戻ってくる。これは施設のシステムの定期的な洗浄作業のひとつとして組み込まれていたことだったとさ。 *1:本当はもっと別の言い方だった
妹か、はたまた娘か、とにかく血の繋がった金髪の幼女がいて、「けじなん」と僕を呼んで、僕は彼女を背中から抱いてやり、それはもうなついていた。 ある日、僕らを危機が覆ったとき、妙な男が訪れて、その妙な道具で時間をちょっとだけ戻すことによって危機は免れたけど、それ以来彼女は僕のことを「けじ山*1」としか呼ばなくなってしまった。 *1:ここには僕の本当の名字が入ります
夢の中でおれは3人のアイドルのプロデューサーだった。親戚家族と一緒にテーマパークに来ている。 お婆さんや兄弟を映画館に送ったあと、4階にあるという楽屋を探し始めた。「プロデューサー、終わったら楽屋に遊びに来てくださいね♪」と言われていたからだ。 映画館の左手の広い階段は伊達男に女たちが群がっている。それで右手にあったエレベータに乗った。乗ったら4階のボタンがなかった。仕方なく3階で降りると、そこはテーマパークとは思えない寂れっぷり。どうやら海賊船をイメージしたホテルらしいんだが、戸はガタガタだし廊下は傾いていて、人の気配もまったく感じられなかった。怖くなったので戻った。 映画館のそばの階段にはまだ人だかりがあったものの、そこしか通る道はなさそうだった。階段を登るとすんなりと4階に着いた。 4階は広かった。その上案内板もない。直感で右に曲り、土産屋を脇目に歩く。突き当たりは巨大な部屋で、巨大
(あまり親しくはない)友人の結婚式に出席した。エロ水着を着た巨乳アイドルと男友達の1人が代表で歌った。アイドルはおっぱいぶるんぶるんしているので俺も歌いたかったなーと思ったけど、歌が下手なのでやっぱりやめた。そのあと、応援団に入っている友人が応援団の真似事のようなことをしていたけど和太鼓でなく洋太鼓だったのでイマイチ盛り上がらなかった。後輩が真剣で剣道の型を披露した。 結婚式が終わったあと、割り当てられたアパートの一室にグループで宿泊。1人は猫に変身することができるんだけど、夜に変身したきり人間の姿に戻らなくなってしまった。「おいどうしたんだはやく戻れよ」と呼びかけるけど知らんぷり。 朝になって外を見るとどこか別の国の戦艦が押し寄せていた。
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