日本を癒やそう--を合言葉に、神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で「海月(くらげ)の宇宙(そら)」ショーのテストが6日始まった。電力対策で義務づけられた15%節電で、クラゲファンタジーホールの照明をLED(発光ダイオード)に変えたのを逆手にとった試みで、本番は16日から。クラゲのショーは世界中の水族館で初めてという。 東日本大震災の影響や猛暑で疲れきった日本人をクラゲが持つヒーリングパワーで癒やしたいとの思いは、同館スタッフ全員が持っていた。しかし、イルカなどと違って芸を仕込むことができないクラゲのショーは不可能とされ、オン・オフに時間がかかるホールの水銀灯を駆使してもショーは難しい。 そこへ福島第1原発事故で節電義務が課せられた。今までは考えられなかった4000万円をかけ、展示生物用の全照明のLED化が実現。瞬時に光量などが切り替わるため、LEDを利用したショー実施に踏みきった。 ショーには