東京都内では新型コロナウイルスの感染が急拡大し、新規感染者が5000人を突破する一方で、主要な繁華街への夜間の人出は抑制しきれず、増加に転じたことを示すデータも出てきている。東京五輪が人出に影響しているとの見方もあるが、小池百合子知事は6日、定例記者会見で、「さまざまな方が五輪を応援しておられることがステイホームに繋がっている」とあらためて主張した。 都が5日に開いた新型コロナウイルスのモニタリング会議では、直近7日間平均の夜間滞留人口が前週比3・6%減と微減にとどまり、週の後半には増加に転じたことが説明された。都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長は「前回の緊急事態宣言時並みにまで人流を減らせていない。デルタ株(インド株)の強い感染力を考えると、ステイホーム率を徹底して高めなければ」と訴えていた。 小池知事は6日の会見で、従来からの「五輪は人流の抑制に一役買っている