「ウェブ進化論」(ちくま新書)の著者としても知られる作家で経営コンサルタントの梅田望夫さんのインタビューが、波紋を呼んでいる。これまでは、ウェブの世界については楽観的な発言を繰り返してきた梅田さんだが、インタビューでは、日本のウェブについて「残念」と発言。これまでの考え方を覆したかのように見えることから、「はてなブックマーク」上では、1400を超えるコメントがつくなど、異例の事態に発展している。 「比較論で言えば英語圏と日本語圏とずいぶん違うと思いますけどね」 波紋を呼んでいるのは、ニュースサイト「ITmedia」に2009年6月1日に掲載された、梅田さんの長文インタビューだ。 梅田さんは06年に「ウェブ進化論」で、ウェブの「次の10年」がどうなるかを予測。「ウェブ2.0」という言葉が広まるきっかけの一つとなった。同書では、ネットは「善」であるという立場が貫かれており、ウェブ2.0について